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サッカー用マウスガード製作記録 vol.4(硬度の高い樹脂製マウスガード)

こんにちは。Kです。

(※今回はカーボンファイバーの話でなく、新素材の紹介です。)

以前第1回で紹介した、従来の「EVA素材」は柔らかくて歯の破折リスクが高い可能性があるという話は覚えているでしょうか。

現在,最新の素材は改良が重ねられ、硬度の高い樹脂のマウスガードが製作可能となっています。

販売元のデータではデュロ硬度がEVA樹脂の約1,5倍のd59の特殊ポリオレフィンを使ったと書かれています。

(「デュロ」とはラテン語[dura](硬さ)に由来しているので「デュロ(硬さ)硬度」は「頭痛が痛い」と似た違和感を感じますが。)

硬い樹脂製のマウスガード

実はこれ,Jリーグの選手も使っているようです。

・藤本佳希選手(モンテディオ山形)

・増山朝陽選手(V・ファーレン長崎)などなど,,,

海外でもチェイス・アンリ選手(VfBシュトゥットガルト)が使用しているとのことで,プロ選手の間でも硬い樹脂のマウスガードがだんだんと普及しているようです。

こすぎ小児歯科ではモニターとして3種(中学生)のゴールキーパーさんに使っていただいております。

現状これが1番安定して製作できる薄くて硬いマウスガードではありますが,ポジションやプレースタイルによって違ってくるのでこれでもまだまだ課題があることでしょう。少しでも選手に快適なプレー環境を提供するためにもカーボンファイバー製のマウスガードを安定して作製できるようになるまで少しずつ開発を続けていきます。

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